プロフィール 北尾元一

2012年6月28日

城北ワンド群生物観察会

 中学1年総合サイエンスの授業で、大阪工業大学裏のワンドで生物観察会を実施するとのことで覗いてきました。大阪工大都市デザイン工学科水圏環境研究室の皆さんが中心となり、府立水生生物センター、淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワークの協力のもと、実施することができました。生徒はクラスごと3箇所のワンドで、水質検査・貝類観察班と魚類観察班に分かれ、研究室の学生の指導のもと採集した生物を観察し、外来種と在来種についての話も聞くことができました。私が同行した班で採れた魚は、外来種のブルーギルが一番多く、タナゴ類などは観察することはできませんでした。私が赴任してきた頃、30分ほど仕掛けたモンドリいっぱいにタナゴなどが入っていたことや文化祭で数多くの種類の魚の展示をしたことなどが夢のようです。外来種の駆除や水質などの環境保全など、在来種が復活することに私たちも何らかの協力をしていく必要があります。

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 タウナギ、ヨシノボリ、モツゴ、フナ、アメリカザリガニ、スジエビ、ヌマエビなどが採れました。

        ブルーギル、かわいそうですが駆除します。

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 仕掛けに在来種のクサガメが入っていました。カメも外来種のミドリガメ(ミシシッピーアカミミガメ)が繁殖し、在来種が少なくなっています。

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 今日は風が強いためか普段は海近くにいるアジサシが水中の魚めがけて何度もダイビングをしていました。

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