プロフィール 北尾元一

2012年5月14日

クマガイソウ

 いつも行っている山里でクマガイソウが咲いていました。クマガイソウとは、熊谷直実が背負った母衣(ほろ)(鎧の背につける幅広の布)にたとえて名前が付けられたもので,別名はホロカケソウ(母衣掛け草)とも言われています。もともとは北海道南部から九州にかけて広く分布していましたが、開発や乱獲で今では自生地は限られ、環境省の絶滅危惧Ⅱ種に指定され、県によっては天然記念物にも指定されています。このような山野草は生育条件が難しく、採取しても枯らすことになってしまいます。自然環境を保全することとモラルが大切です。

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