本校では、将来社会で働くための幅広い職業観を養成することを目的にしたキャリア教育を各学年で展開しています。高校1年では、全員が企業探究学習に取り組み、企業からのミッションをチームで解決していく過程で、将来身に付けておかなければならない力を学習します。2年生からはこの経験を踏まえ、コースごとの探究学習に取組みますが、今日は、スーパー、特進コースが「Young Leaders Plan」の前半期に取り組む「Osaka City Project」の授業があり、大阪市旭区の職員の方をゲストティーチャーに招き、各部署が抱える行政課題（ミッション）について、部署ごとに分かれてミッションを出した意図と地域の現状などについての説明をしてもらい、その後質疑応答を行いました。この授業は、本校と大阪市旭区との連携協定に基づいたもので、これを始めて3年目を向かえています。生徒たちは各部署（商工課、地域福祉課、環境施策課、生活安全課、広報課、まちづくり課）の職員となり、各部署から出された課題の解決案を提案するというミッションに取り組んでいきます。それぞれの課題は、これからの地域社会にとって避けては通れない身近で切実な問題ばかりです。高校生ならではの発想で、実際の行政施策に反映される提案が生まれることを期待していますが、なによりも身近な大阪市、特に旭区の問題に本校生が取組むことで、少しでも地域のことに関心を寄せ、地域を愛し協力しようとする気持ちが芽生えることが一番と思っています。秋には公開発表を行う予定ですので、こぞっての参加をお願いします。