プロフィール 北尾元一

2012年2月 8日

JOSHOキャリアセミナーⅠ

 1年生全員を対象に「JOSHOキャリアーセミナーⅠ」を実施しました。これは、現在社会の一線で活躍されいる方から、直接話を聴くことで、将来社会で必要とされることや今身に付けておかなければならないことや考え方など、自分を見つめるよい機会にして欲しいと、毎年企業探究学習校内発表会終了後に実施しています。昨年はカシオ計算機株式会社でG-SHOCKを開発された伊部菊雄氏による講演でしたが、今回は現在株式会社クレディセゾン初の女性人事部長として活躍されている武田雅子氏に「働くこと、生きること」~これからの時代、企業が高校生に求める“力”とは~と題して講演いただきました。講演は、幼少期から現在に至るまでの武田さんの山あり谷ありのあゆみを通じて得た経験を高校生にわかりやすく、メッセージとして伝えていただきました。短大を中退してフリーターとして働いた経験、大阪での外回りの営業時代の苦労、人事課長時代の銀行のシステムトラブルでの経験、乳がんになってできた同じ病気の仲間との出会い、薬の副作用でうつになったことを活かし産業カウンセラーの資格を取ったことなどの経験で今の自分がある、人生へこんだときをチャンスと考え前向きに生きることで、その経験が役に立ち、右肩上がりなっていくなど、希望や勇気の持てる話でした。特にがんになったことで、友達とのネットワークができたこと、病気の知識が豊富になったこと、他の人に役に立てる自分があることに感謝されていて、それをカンサーギフトと言っていて、今ではがんがない人生は考えられないとまで言っておられました。最後に高校生に対し、いろんなことに対し、チャレンジでは頑張らないとだめなイメージがあるので、ちょっと“実験”してみるぐらいの気持ちで試して欲しい、だめなら次と、人生凹(ボコ)の部分をたくさんつくって欲しいとエールをいただきました。我々教職員にとっても大変有意義なお話でした。

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 講演は生徒数の関係から視聴覚教室とOITホールで2回に分けて講演していただきました。

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