プロフィール 北尾元一

2011年8月 9日

被災地訪問

 私立中学高校の校長会の研修で仙台を訪問し、宮城県私学の校長先生方から今回の震災に関して、貴重なお話を聞く機会を得ることができました。さまざまな苦労、行政に対する不満、それに対して自ら行動することの大切さ、今回のような震災が起きたとき、備えておくべき物や生徒への対応について、私達の学校にとっても大変参考になることばかりでよい研修となりました。また、宮城県の協力もあり(宮城県知事が大阪の私立高校出身でもあり)、空港近くの宮城県農業高校や進入禁止区域となっている名取市閖上(ゆりあげ)地区にも入らせていただきました。瓦礫などの処理はだいぶ進んだとはいえ、5ヶ月がたった現在も手付かずのところもまだまだ残っていて、今回の震災の凄まじさの一端を肌で感じることができました。被災地域の復旧・復興に、私達もできる限りのことをしなければならないと改めて感じました。地元の方からは、多くの方が東北地方に観光に訪れてもらうことがなりよりの復興に繋がるので、協力をお願いしますと話されていました。

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 宮城県農業高校職員室、まだまだ手付かずの状態、学校は近隣の3校に分散して授業をしているとのこと。教育委員会の方の話では、此処での学校建替えの計画はおそらくないとのことでした。

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 閖上地区で奇跡的に残った日和山のクロマツと桜の木を望む。

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 夕刻には仙台七夕の最終日を覗いてきました。人出は昨年よりは少し少ないものの、予想より多くの観光客で賑っていました。今年の七夕は、復興への願い一色でした。