大阪工業大学学園校友会の北陸支部総会が夕刻より開かれ、学園を代表して臨席してきました。また、総会後の講演依頼があり、悩んだ末来年学園創立90周年を迎えることでもあり、学園の淵源である関西工学専修学校の校長であり、学園初代理事長の片岡安が、1934年～1936年に金沢市の要請を受けて市長（12代）をされていた話をしてきました。片岡安は金沢市の出身で、大阪財界で活躍し大阪商工会議所会頭も務めるなど大阪市の都市計画復興に大きな功績を残した人物であるとともに大阪市中央公会堂、旧大阪市庁舎、大阪毎日新聞社本社、大阪商工会議所など数多くの建築物を手がけた著名な建築家でもありました。当時金沢を復興させるべく、その手腕を有する人物として金沢市会が片岡安を市長に要請されたことなどについてお話をさせてもらいました。校友の人たちからは、その史実を知らなかったという方がほとんどで、金沢と大阪工大との関わりを知ることができ、ますます誇りに思うことができると大変喜んでもらえました。母校を誇りに思ってもらえることは、これからの学園発展のためにも大変重要で、そういった意味で卒業生が誇れる学校づくり目指していかなければなりません。