本校では、将来社会で活躍する人材を育てることを目的にキャリア教育に力を注いでいますが、昨年より「Josho Caree-Up Challenge」と称し、1年での「企業探究学習」の経験を踏まえ、2年生ではそれぞれのコースに分かれ、課題解決型探究学習の「Young Leaders Plan」、「Galileo Plan」、「夢発見ゼミ」に取り組んでいます。今日は、スーパー、特進コースが「Young Leaders Plan」の前半期に取り組む「Osaka City Project」の授業で、大阪市旭区からゲストティーチャーをお招きし、各部署が抱える行政課題（ミッション）について、部署ごとに分かれてミッションを出した意図と地域の現状などについての説明を受けた後、質疑応答を行いました。この授業は、2009年10月に締結した本校と大阪市旭区との連携協定に基づいた企画で、生徒は想定される部署（商工課、地域福祉課、環境施策課、生活安全課、都市計画課、まちづくり課）の職員となり、各課題の解決案を提案するというミッションに取り組んでいくこととなります。それぞれの課題は、これからの地域社会にとって避けては通れない身近で切実な問題ばかりです。一例を挙げますとまちづくり課からは「近年、個々人のプライバシーが重視され、地域の繋がりが希薄になってきている。全ての区民がいきいきと暮らせるような連帯感のある地域社会を実現するための方策を提案せよ！」という課題が与えられています。生徒たちには、この課題に対しチームで取り組むことで、社会人としての基礎力を磨き、また少しでも地域のことに関心を寄せ、地域を愛する気持ちが芽生えることを願って止みません。