プロフィール 北尾元一

2008年5月 1日

タンポポ


 今学校横の淀川河川敷堤防の土手にはタンポポが咲き乱れています。タンポポには日本の在来種であるニホンタンポポとヨーロッパからの帰化植物であるセイヨウタンポポがあり、後者は単為生殖で殖えることができるので繁殖力が強く、都市部で勢力が強めていて、都市化の度合いを測る環境指標生物として利用されます。見分け方は花の裏にある萼(がく)のように見える部分(総苞片)が開花時に反り返るのがセイヨウタンポポ、反り返らないのがニホンタンポポで比較的見分け方が簡単です。ただ、反り返りが不十分なものもあり、両種の雑種とされています。淀川左岸の高校より上流にかけてはニホンタンポポが多く、下流はセイヨウタンポポが多く咲いています。ニホンタンポポが3月~5月に開花するのに対してセイヨウタンポポはほぼ周年花をつけます。私としては日本人としてどうしてもニホンタンポポを応援したくなります。負けるなニホンタンポポ!

2008.501tanpopo.jpg